HDVに興味があるけどよくわからない!
どんなETFなの?配当金は?利回りやセクターはどうなってるの?
こんな疑問が出てくると思います。
米国高配当ETFで抜群の安定感で人気があるのがHDVです。
私も保有してますが、今も定期的に買い増し続けています。
この記事では、米国高配当ETFの中でも人気のあるHDVについて、わかりやすく解説していきたいと思います。
HDVとは?
HDVの正式名称は「iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF」です。ですが、正式名称は覚えなくて大丈夫です。
項目 | 内容 |
---|---|
運用会社 | ブラック・ロック社 |
設定日 | 2011/3/29 |
連動指数 | モーニングスター配当フォーカス指数 |
構成銘柄 | 70~80銘柄 |
1株の値段 | 102.70ドル 13,732円(1ドル133.71) |
配当利回り | 3.84% |
配当月 | 年4回(3月、6月、9月、12月) |
年間配当金 | 2022年 3.715618ドル 496.8円(1ドル133.71) |
経費率 | 0.08% |
ざっくりいうと、「米国の配当利回りの高い、倒産しにくい企業を80銘柄くらいに分散して買ってるよー!」っていう商品です。
運用会社はブラック・ロック社です。こちらはアメリカでも3本の指に入る資産運用会社です。
経費率は0.08%と激安です。日本のETFも見習ってほしいほどの低水準です。100万円投資して、1年で800円しか経費がかかりません。
チャート
続いては、チャートを見ていきましょう!
全体で見れば株価は右肩上がりです。株価自体の伸びも期待できる商品です。
しかし、2020年のコロナショックでは30ドル近く値下がりしています。
この頃に保有していたらドキドキが止まらなかったかもしれません…。
コロナショックから元の株価に戻るまで2年程かかりました。ⅤYMと比べると戻り方は遅めです。安定感のあるETFとはいえ戻るのには時間がかかるということは覚えておきましょう。
構成銘柄
米国の超優良企業の集まりであるS&P500の中から高配当のものをかき集めています。
アメリカの優良高配当企業に投資したければ、これ1本持っていれば良いレベルの優秀な商品です。
上位銘柄がかなりの割合を占めていて、偏りが若干ありますので気になる方は気になるかもしれません。
HDVの上位セクター(業種)はヘルスケア、生活必需品、エネルギー、通信などが上位にきています。景気に左右されにくいディフェンシブセクターが多いのも特徴です。
そしてHDVは「SPYD」との相性が良いんです!
SPYDの上位セクターは不動産、金融、公益事業、一般消費財・サービスなどが上位にきてます。景気敏感セクターが多いので、HDVと組み合わせることでセクターを分散しながら高配当を得ることができます。
HDVは年4回も構成銘柄の組み換えをします。結構多いですが、各セクターを代表するような優良企業を組み入れてくれるので安心ですね。
配当利回り
HDVの配当利回りは直近3年では約3.5~4%をキープしています。配当利回りだけ見ればVYMより高めです。
トータルで見ても、しっかり増配していますね!高配当優良企業の詰め合わせパックのなので安定感があります。
メリット
それでは、HDVのメリットをまとめていきましょう。
- 米国高配当優良企業に分散投資できる
- 配当利回りが高く、安定した配当が期待できる
- 増配も株価の伸びも期待できる
- 経費率が安い
- SPYDとの相性がいい
この5つです。
メリットの多い本当に優秀な商品だと思います。それなのにコストは激安なので、「高配当株やってみたいけど何買っていいかわからない!」って方は、選択肢の1つに入れていいと思います。
デメリット
次にデメリットです。しっかり見ていきましょう。
- 減配のリスクがある
- 資産を増やすのには効率が悪い
- セクター(業種)に若干偏りがある
たとえ財務優良企業のかき集めだとしても、業績が悪くなれば配当は出なくなります。減配の可能性があることは把握しておきましょう。
資産を増やすことに関しては、配当金に税金がかかる高配当ETFよりインデックス投資の方が効率的です。「今後のために資産を増やしたい」のか「配当金で日々の生活を楽にしたい」のか目的によって投資のスタイルを考えましょう。
セクターに関して不安であれば、他のETF(SPYDなど)を買うなどして対応しましょう。1つでもっと多くの分散投資をしたいのであればVYMのほうがおすすめです。
まとめ
最後に今回の記事のポイントをおさらいしましょう。
- HDVは70~80銘柄の高配当優良企業の詰め合わせパック
- HDVはディフェンシブセクターの多く、若干偏りがある
- SPYDとの相性が良い
HDVは高配当株で配当金生活を目指している人にはおすすめです。今後もアメリカ経済が成長し続けると考えてる人は選択肢に入れて間違いない商品です。
配当金で日々の生活を楽にしていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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