- 「電力プランの種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
- 「オール電化なんだけど、どのプランがいいの?」
- 「太陽光発電が付いているのに電気代が高い…」
こんな悩みを抱えていませんか?
電気代の高騰に悩んでいる方も多いかもしれません。特にオール電化の家庭では、効率よく電力を使うことができる一方で、プラン選びやエコキュートの使いかた次第で電気代が大きく変わることがあります。
電気代が高騰しているのは、ロシア・ウクライナ戦争や円安などにより、仕入れ価格が上昇しているためです。
でも実は、電力プランを見直すことで大幅な節約が可能です。
実際、私も東京電力のプランを見直したことで、毎月最大7,000円の節約に成功しました!
この記事では、電気代の基本的な仕組みや、電気プランの選び方、さらにすぐに実践できるエコキュートを使った節約術を解説します。 これを読むことで、誰でも簡単に電気代を減らし、家計にゆとりを持たせることができるはずです。
太陽光発電や蓄電池がなくても、オール電化の方には有益な情報になっています。
さあ、最適なプランを選んで、固定費を下げていきましょう!
電気代の仕組み
電気代は
基本料金+使用電力量×(電力料金単価+燃料費調整額+再エネ賦課金)で計算されています。
要するに『使った分の電気に、いろいろ掛け算したやつが基本料金に上乗せされる』イメージです。
当たり前ですが、電気をたくさん使えばそれだけ掛け算の値も大きくなるので、料金は上がっていきます。
東京電力のプラン比較
東京電力には複数の電力プランがあります。その中でも実際に使っていた2プランで、最も電気代の高かった冬場の月の電気代で比較していきます。
【家のスペック】
太陽光パネル 5.04kW
蓄電池 4kW
【スマートライフL】燃料費調整額上限なし
オール電化におすすめされるプラン。我が家の場合は、家を建てて最初に設定されていたのがこのプランでした。
特徴:夜間の電気代が安く、昼間の電気代は少し高い
電気代の高いエコキュートは夜間にお湯を沸かす設定なので、安い時間帯に集中して使うことができます。昼は太陽光電池でまかない、余った電気を売電できます。
しかし、日中に家にいる時間が長い場合や、天気が悪くて発電量が少ない日には、電気代がかさむ可能性があります。
電気の買取価格が高く、電気代より売電価格が高くなる方はこちらのプランの方がおすすめです。
【プラン変更前】最も高かった月の電気代 2023年1月 15,182円
【従量電灯C】燃料費調整額上限あり
従来からある家庭向けの一般的なプラン。
特徴:時間帯にかかわらず料金が同じ、時間を気にせず使える
料金が一定なので天候・時間帯を気にせず使えます。最大のメリットは燃料費調整額の上限があることです。
※燃料費調整額について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ↓
燃料費調整制度について|資源エネルギー庁経済産業省・資源エネルギー庁のホームページです。電気料金について、燃料費調整制度について
簡単に言えば、電気を作るための原料費みたいな感じです。これが変動し、電気代に影響を与えます。
【プラン変更後】最も高かった月の電気代 2024年2月 7,990円
どうでしょう?
プランを変えただけで、ここまで料金に差が出ました。
その年の気候や天気によって多少変化はあると思いますが、従量電灯にしてからのほうが気にせず電気を使ってる感覚はあります。
1日あたりの電気代で比較
続いて1日あたりの電気代で比較してみましょう。
使用量は同じ8.3kWhの日を選択しています。
スマートライフLの場合
従量電灯Cの場合
2つを比較してみると、1日で69円の差が出ました。
仮に1ヶ月30日計算すると、2,070円の差になります。1ヶ月の電気代でこの差は大きいと思います。
自分の家庭に最適なプランの選び方
家族構成・電気の使用時間帯など、ライフスタイルに合わせたプランを選ぶことが重要です。
例えばオール電化の家庭や夜間の電気使用が多い家庭は、夜間割引プラン。ガスを使ってる家庭は、電気・ガスのセット割引など、総合的にみて安くなるプランを選びましょう。
本来ならこう言いたいところですが、現状では従量電灯の一択でいいと思います。
おすすめプランは【従量電灯】
なぜ従量電灯なのか?
理由は燃料費調整額です。プランには燃料費調整額の上限があるものと無いものがあります。燃料費調整額は電気を作るための燃料価格で変化します。最近は増加傾向でしたが、政府の補助で一部軽減されています。私が以前使っていたスマートライフLは上限がありませんでした。その結果がこの料金の差だと思います。
エコキュートを賢く使って電気代をさらに節約!
①エコキュートの稼働時間を変更
こちらは太陽光発電がある家庭なら大きな効果を発揮します。
具体的には、エコキュートの稼働時間を夜から昼間に12時間ずらします。時刻を5時→17時のように変更すると、エコキュートは昼間にお湯を沸かしてくれます。昼間にエコキュートを稼働させ、お湯を沸かすことで、太陽光発電の電力を有効に活用できます。
【時間変更前 夜稼働】
【時間変更後 昼稼働】
2つを比べてみると、グラフの形は似ていますが消費電力に大きな違いがあります。
夜稼働の最高値は1.2kWhに対して、昼稼働の最高値は0.4kWhになっています。
つまり「夜稼働していたエコキュートが昼に稼働するようになり、その電力を太陽光発電が補ってくれた。」ということになります。
②追い焚きをしない
追い焚きは、ぬるいお湯をタンクに循環させて温めているので、かなり電気を使います。
しかし、高温足し湯は熱いお湯を流すだけなので省エネになります。なので、前日のお風呂を追い焚きするより、新しく風呂を沸かしたほうが節約できます。
まとめ
オール電化家庭こそプラン見直しが重要
電気代が高くなる原因は燃料費調整額。
オール電化家庭ではスマートプランを選択している家庭も多いが、燃料費調整額の上限がないので電気代が高くなりやすい。
エコキュートの上手な使い方
エコキュートの湯沸かし時間を変更する。
日中に発電した電気を使い、湯を沸かすことで、電力消費を抑えられます。
プランとエコキュートの設定を変更しただけで、毎月の電気代が下がり、家計はかなり楽になりました。
ぜひ一度、現在のプランやエコキュートの使い方を見直してみてください。少しの工夫で大きな節約効果が得られますよ!すぐに実践できる内容ばかりなので、まずはできることから始めましょう。
以上、参考になれば嬉しいです!
ご覧いただきありがとうございました!
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