高配当株

配当4%より債券5%?米国債vs高配当株、今選ぶべきはどっち?

高配当株

「最近、米国債の利回りって高くない…?」

「高配当株より安全で、利回りも上なんて…これってどういうこと?」

 

そう思った方、きっと多いはずです。

 

私もまさに同じ気持ちでした。普段は日本株と米国の高配当株を中心に運用していて、年間24万円ほどの配当収入を得ていますが、ここに来て「債券」の存在感が一気に増してきたのを実感しています。

でも一方で、債券ってなんだか難しそうで、一歩踏み出しづらいのも事実。

そこで今回は、私自身が感じた疑問を出発点に

・高配当株と米国債、いま選ぶならどっち?
・債券ETF(AGGやLQD)はどんな商品?
・高配当株に債券を組み込むと何が変わるの?


といった視点で、配当好きな投資家のための「米国債 vs 高配当株」記事をお届けします。

この記事を書いた人

【投資・マイホーム・育児】について書くブログ
・年収400万と300万の共働き夫婦
・30代夫婦 | 娘(0歳) | 猫1匹
・セキスイハイムの注文住宅
・投資歴5年
・年間配当金24万円

pataをフォローする

1. 高配当株投資家が今、債券に注目している理由

jean-luc-picard-dU_itZ6CKXk-unsplash.jpeg

2024年〜2025年にかけて、米国10年債の利回りは5%近くまで上昇。

「高配当株の利回り(3~4%)を超えてきてるじゃん…」と感じた人も多いでしょう。

債券は本来、株よりリスクが低く安定的な資産。

なのに今、その債券のほうがリターンまで高くなっている──
これは珍しい現象でもあり、考える価値があります。

2. 米国債とは?初心者向けにざっくり解説


◾️ 債券の基本:

貸し付け型の投資商品:政府や企業にお金を貸し、その見返りとして利息をもらう。満期まで保有すれば、元本+利息が戻ってくる。


◾️ 米国債の特徴:

米国政府が発行する債券。世界で最も流動性が高く、「安全資産」の代表格利回りは市場金利に連動し、価格とは逆に動く


◾️ 【2025年5月】ムーディーズも米国債を格下げ。三大格付け機関がついに揃った

2025年5月、格付け会社ムーディーズは米国債の格付けを「Aaa」から「Aa1」に引き下げました。

これにより、以下のように三大格付け機関すべてが米国債を最上位から格下げした形になります。

IMG_3346.jpeg

◾️ なぜ格下げされた?

・財政赤字の拡大
・債務上限問題など政治的リスクの継続
・長期的な財政の持続可能性への懸念

💬 でも心配しすぎなくて大丈夫

・「Aa1」は依然として投資適格の上位
・市場では米国債は今も「逃げ場」として買われ続けている
・債券ETF(AGGやLQDなど)にも大きな影響は見られず

私自身もこのニュースを見てドキッとしましたが、冷静に考えれば「債券をどう使うかを見直すいい機会」になったと感じました。

3. 債券ETFで買うなら?AGG・LQDという選択肢

債券を個別に買うのは難しいですが、ETFを使えば簡単に分散投資が可能です。


◾️ AGG(iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF)

・米国の国債+投資適格社債に広く分散
・リスクは控えめ、超定番の債券ETF

◾️ LQD(iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF)

・米国の投資適格社債に特化
・少しリスクは高めだが、その分利回りも高め

これらは毎月分配型で、配当好きな投資家には馴染みやすい商品です。

4. 高配当株に債券を組み込むとどうなる?メリットとデメリット


メリット

・価格変動が小さく、精神的に安定する
・毎月の安定収入源が追加できる
・株の暴落時に“下支え役”として機能しやすい

デメリット

・成長性がない(価格は基本的に大きく上がらない)
・インフレ時に実質利回りが目減りする可能性

5. 債券で配当をもらいつつ、株式に乗り換えるという選択肢

債券は基本的に“守り”の資産ですが、実はちょっとした“攻め”にも使えます。

たとえば──

「金利が高いうちは債券で配当をもらっておき、金利が下がって債券価格が上がったら、売って株式に乗り換える」

という動き方です。

これは、いわば「配当をもらえる待機資金」。焦って株を買わずに、債券でお金に働いてもらいながら、次のチャンスを待つ。そんな使い方もできるのが、今のような高金利時代の面白さです。


この方法なら、安定した配当収入を得ながら、債券の価格上昇を見込んで株式に切り替えることができます。

もちろん、債券の利回りが下がるタイミングを見計らって、うまく株式に乗り換えれば成長のチャンスを逃しません。

6. 「配当を育てたい人」はどう使うべき?

chris-briggs-VK7jXtOtEuM-unsplash.jpeg私自身、将来もっと大きな配当収入を得たいと考えて投資をしています。

その観点で言えば、債券は「主役」ではなく「脇役」だと感じています。

ただし──

相場が不安定な時期のクッションの役割と、余剰資金で配当をもらうための一時的にキャッシュを置いておく場所として、ポートフォリオに一部入れておくのは有効です。

たとえば:

積極派なら:債券20% + 高配当株80%
安定志向なら:債券40〜50%もアリ

債券を使いながら、将来の配当育成に向けた“地ならし”をするイメージです。


まとめ:今、あえて「両方持つ」という選択肢

高配当株 vs 米国債


たしかに今は、数字上では米国債のほうが利回りが良く見えるかもしれません。

ですが、「今だけの数字」で投資判断をするのはリスクでもあります。高配当投資家にとって大事なのは、安定と成長のバランス。

私自身は、今後も高配当株をメインに育てつつ、債券をサポート役として取り入れることで、より強いポートフォリオを作っていくのもアリかなと考えています。

格下げは「終わりのサイン」ではなく、「見直しのチャンス」。債券も知っておけば、高配当配当投資はもっと安定し、もっと柔軟になります。

 

以上、参考になれば嬉しいです!

ご覧いただきありがとうございました!

pataをフォローする
pataのブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました